ロンドンの中心部に探偵事務所を構える壮年の男。
並外れた洞察力を持ち、数多の難事件を解決に導いた実績があるが
倫理観が軒並み欠如しており頻繁にトラブルを起こす。
普段は紳士らしく冷然と振舞うが、事件の知らせを聞くと興奮して犯罪捜査以外への興味を失い
気持ち悪い不謹慎な笑みを湛えてしまうほどに事件ジャンキー。
特に連続殺人事件などの大規模な事件を好むが、いずれも事件の解決を目的としておらず
自慢の推理力を発揮できる絶好の機会だと思っている。
趣味は仕事、紅茶の他、ジオラマの制作に没頭しており、
仕事がひと段落すると直近で起こった殺人事件の現場を屋内外問わず再現し、それらを保管している。
造形から塗装まで一晩で仕上げてしまう程に手先が器用で、
精巧な作りのため唯一信頼している同居人のハドリーにも触れるのを許さない。
しかし古い物についてはストレスが溜まった時に派手に壊して燃やしてしまうこともあり、
その度に事務所周辺は黒煙と酷い匂いに包まれボヤ騒ぎになっている。
三人兄弟の真ん中・次男坊として育ち、義務教育修了後は工業系の職を転々としていた。
どの職場でも顧客や同僚に対して不必要な指摘を繰り返し、名誉棄損の疑いを掛けられた折に
警察との繋がりができ探偵業を始めるに至った。