建造物や境内のスケッチをするため、九頭竜神社という所へ行ってみた。
鳥居をくぐると、見知らぬ場所に見知らぬ人たち、それに可愛そうな子犬の姿も。
その子にわんわんちゃんと名付け、カメラマンの辻さんと学者の鴻さんと一緒に出口を探すことにした。
無事に、戻って来られて良かったなあ。わんわんちゃん、ありがとう！

最近誰かの視線を感じたり、家に不審な形跡があったりする…。
帰り道に誰かに後頭部を叩かれて、廃墟のような所へ連れて来られてしまった。
一緒に閉じ込められちゃった人と合流出来たけど………
もう、あんな思いはしたくないな。ごめんなさい…

惟織と一緒に初詣！やっぱり幼馴染との近況報告は嬉しい気持ちになる。
神社で恒例のおみくじを引いてみたら、思わぬ展開に…。
恥ずかしかったけど、君と一緒なら僕は…！！

外出中の、生憎の雨。傘も家に置いてきてしまっていた。
どうしたものかと思っていたその時、退院したばかりの与隆さんが現れて傘に入れてくれた。
一緒に帰る途中、不思議な所へ迷い込んでしまって…。
雨が止まなければ、離れずに一緒にいられるのにな。

与隆さんがまた家に遊びに来てくれた。ニンテンドッグスで遊んでいると、お腹の鳴る音が。
どうしてもうどんが食べたいと与隆さんが言うから、最近近所にできたといううどん屋さんに行くことにした。
深夜だと言うのに忙しそうな店員さん。まさか腹いせにあんなことをするなんて。
具合が悪そうな与隆さんの誘惑につい負けて、僕から迫ってしまった。…恥ずかしい…。

与隆さんが倒れて一週間が過ぎた。未だに目を覚ましてくれない。
そんな時、現れた黒猫のぬいぐるみに案内されて、僕は与隆さんの意識の中に飛び込むことに。
…その場所は、沢山の色に溢れていて、温かくて、…でも揺らぎやすくて脆い。
体が動かなくなるのは怖かったけど、与隆さんが目を覚ましてくれるのなら。僕は…。

父：
小さい頃よくキャンプに連れて行ってくれた。
望遠鏡は今でも宝物。

母：
所謂、教育ママな感じ。
進学で色々と衝突しちゃったけど、今は認めてもらえている。

ノア：
愛犬。黒のラブラドールレトリーバーで、結構おばあちゃん。
実家に帰る度にお散歩する。

小さい頃から一緒に過ごしてきた大親友。
君は理系、僕は文系で、進んだ道は真逆だけど。今でもよく遊びに誘ったり、誘ってもらったりしている。
たまにゲームで遊ばせてもらうけど、操作がてんでダメな僕には難しい。
君のその技術は、やっぱり小さいころから変わらない。純粋に尊敬するよ。
将来の夢はぷろぐらまー？なんだね。いおりならきっと、なりたいものになれると思うなぁ。

小柄だけれど、歴史に関する知識をたくさん持っている。古物学者と仰っていたような。
芯が強くて、探求心の強い方。あの時は、鴻さんの行動力にとっても助けられました！
僕よりも年上で、かなり驚いちゃったけど、知らぬ間に失礼なことを言っていないか心配。
鴻さんは、わんちゃん派なんですね。また犬カフェにご一緒できたら嬉しいです。

九頭竜神社で出会ったカメラマンで、僕の恋人。
色んな格好で写真を撮る姿が、なんだか一生懸命で素敵だ。
僕の絵をとても褒めてくれるし、最近では宣伝活動にも協力してくれる。
クリエイターとしても、一人の人間としても尊敬できる人です。
与隆さんが安心できるように…僕も、頑張りますから。

犬カフェで初めてお会いした、与隆さんの双子のお姉さん。
やっぱりどことなく与隆さんに雰囲気が似ているような…それでいて、快活な印象を受けた。
与隆さんが言うには、「暴君」だとか…あと、足の臭いが嫌いみたい。
今後色々お話する機会があると思うと…少し、緊張するなぁ。

あの廃ホテルでの出来事は、今でも思い出してしまう。
一緒に脱出するはずだったのに…どうして。
あなたの最期を見た時、ほっとする自分がいた。僕は…、弱い人間だ。
ごめんなさい。ごめんなさい…。