優月ちゃんと、楽しい楽しいピクニック。
…そのはずだったのに。とうとうきみは目覚めてしまった。
守りたかった…でも、瑛一朗の心は、少し弱かったみたいだね。
ぼくがぼくでなくなっても、きみは受け入れてくれた。
ありがとう。一緒に星を見に行って…オルゴールの曲のタイトルを決めようね。

気が付いたら、霧の深い街にぼくらはいた。
ボロボロになってしまった見世物小屋と、あの人のおうち。
優月ちゃんが怖いと思うもの…たくさんあったと思うけど、一緒に頑張ってくれてありがとう。
ぼくのいるべき場所は、優月ちゃんと一緒に過ごす、あの家だけなんだ。

【不定の狂気】
フェティッシュ（対象：妹）10h（2021/03/21～08/21）
トリガー：20ｍ越えの巨大生物を見たら

ぼくの、たった一人の家族。
とても賢く、ぼくにはない考えを持った子で、この子の言葉にはいつも驚かされてきた。
"頭が固い"とも言うのかな？…こんなことを言ったら、きみは怒るだろうね。
そんなきみを心から愛している。これからもずっと、ずっと一緒だ。
きみの狂気を、心を、ぼくだけに見せておくれ。